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学部・学科紹介

講義概要

科 目 名 開講年次 開講期 単位数
都市生活環境論 2 前期 2
担 当 者 名(ふりがな) 科目区分 全学共通・選択必修
(せがわ まこと) 学生との連絡方法:
授業の初回時に連絡、説明します。予告事項を活用します。
瀨川 誠
授業の目標 - 到達目標-
 環境破壊が深刻な問題となっている今日、現状認識と将来像の理解が強く求められます。人間が機能的に活動するには「健康的で快適な環境」であることの条件的な背景があります。一つは、都市を生活の舞台として働く生き甲斐、楽しさを見出す機会とする。もう一つは都市の生活環境に溶け込んでいくプロセスで、都市生活者に求められる一種の行動現象をどのように捉えるかについて考えます。
科目の位置づけ - この専門分野の領域-
 水質汚染にはじまり、排気ガスそして原発事故まで恐怖の大気汚染は近隣諸国にも広がり、また騒音公害などによって健康被害を引き起こし、生活環境に反する息の詰まるような環境悪化が進んでいます。人間が人間らしく生活をしていく都市の環境は、いまや自然環境から人為的環境づくりまで、さまざまな困難を乗り越えながら新たな生活空間を確保することに迫られています。
 地域における環境サービスだけでなく、都市生活の環境を一変するビルの屋上緑化の問題から、行き届いた環境都市の形成が観光都市としても独自の文化を創り出している、そんな例もあるのです。場合によっては、世界の都市環境の豊かで繁栄し続けている都市にも目を向けてみたいと思います。
授業の内容・講義手法の概要
 変貌する都市機能のなかで、流動化する「職域環境」「居住環境」の現状を中心に、従来型日本の生活形態の変化と対比ながら、現代における都市の生活文化に迫ってみます。人間生活全体を包含する都市環境のあり方について、生活空間の成り立ちを理解しながら、テーマごとに生活環境に関わるケース(①概論の解説・理解+②現状と対策と将来の紹介+③環境演習、という手順で取り組んでいきます。
授業の方法
未曾有の災害に脅かされながら生活と環境は守られるのか、都市機能というメカニズムの検証です。
授業計画
1.
総論/都市環境と問題の取り組み<その1> 都市公害と大気汚染の深刻さ○環境アンケート
2.
総論/都市居住学<その2> 周辺環境の変化(1) 思考演習/覗き見の思考力と創造力
3.
総論/環境問題の基本<3> 周辺環境の変化(2) 演習①アウトドア・エリアゾーン
4.
概論Ⅰ/都市生活と集合住宅  周辺環境の変化(3) 演習②アパートメントからの脱却
5.
概論Ⅱ/21世紀と都市生活 周辺環境の変化(4) 演習③ニーズの高度化・多様化
6.
概論Ⅲ/温暖化と屋上緑化 周辺環境の変化(5) 演習④ヒートアイランド現象の抑制
7.
概論Ⅳ/健康的な室内環境の理想 周辺環境の変化(6) 演習⑤室内環境の感覚
8.
各論1/人間と環境問題 周辺環境の変化(7) 演習⑥パブリックエリア ★中間試験
9.
各論2/環境メディア<採光> 概論/ 大震災の影響と都市型の環境 周辺環境の変化(8)
10.
各論3/照明環境<あかり> 周辺環境への変化(9) 演習⑧照明の付加価値
11.
各論4/光りの演出<シャンデリア> 周辺環境への変化(10) 演習⑨バカラシャン
12.
各論5/色彩環境<色について> 周辺環境の変化(11) 演習⑩ rainbowのコントラスト
13.
各論6/音環境<騒音について> 周辺環境への変化(12) 演習⑪CDで聴く環境心理
14.
各論7/空調環境<換気について> 概論/ 暮らしの空気学 演習⑫憩いのオアシス
15.
各論8/睡眠環境<寝具について> *資料/ ベッド用語解説 ★最終評価=筆記試験
成績評価の方法・基準
 参加度等の通常点(15%)、コメント票(15%)、課題・レポート(20%)、試験(50%)により総合的に評価します。
指定教科書、参考文献など
 特定するものは予定せず適宜使用しますが、原則講義用プリントを配付する予定です。
 環境問題再入門(岩淵孝:地歴社)、建築環境工学(今井与蔵:オーム社)、環境と空間(高橋鷹志:朝倉書店)、多目的地下室(東方洋雄:経済調査会)、室内汚染(吉川翠:井上書院)、色のはなし(色編集委員会:技報堂)、環境問題入門(山岡寛人:旬報社)、ドイツ発環境事情(今泉みね子:中央法規)、建築と音(田野正典:学芸出版) ほか多数
履修上の留意点
 環境に対して興味、ある程度の理解があり、自身が都市生活者であることを想定すること。そのうえで忍び寄る環境破壊にどう身を守り向かい合うかについて問い質してほしい。
事前準備学習・その他
 社会問題、自然災害、公害問題など都市機能に関心がある人であってほしいのです。