HOME > 学部・学科紹介 > 履修科目一覧 > 講義概要
学部・学科紹介

講義概要

科 目 名 開講年次 開講期 単位数
食糧資源論 2 前期 2
担 当 者 名(ふりがな) 科目区分 全学共通・選択必修
(かしわぎ たかゆき) 学生との連絡方法:
授業の初回時に連絡します。
柏木 孝之
授業の目標 - 到達目標-
 日本の食料自給率は主要先進国の中で最低水準にあるといわれています。その原因は「1995年まで施行されていた食糧管理制度のように政府が農産物を直接買い上げ、国内価格を国際価格よりはるかに高い水準を維持してきた。その結果が国内生産を刺激し、消費を減退させ供給過剰に拍車をかける結果になった(1)」と言われています。このような保護政策は、痛め止めの対症療法に過ぎず病の根源は直されるどころか悪化することを認識します。
 わが国の食糧資源は、自給率を高めることで進めていくのか、輸入に依存していくのか、東アジア諸国の急激な人口増や所得水準の上昇の中で、わが国の食料資源をどのように考えるべきなのかを学生とともに考えることを目的とします
 (1) 速水裕次郎ほか「農業経済論 新版」岩波書店 2002
科目の位置づけ - この専門分野の領域-
 日本の食糧供給は、大部分を輸入に依存しています。大豆は、アメリカとブラジル、小麦はカナダ、アメリカ、オーストラリアから輸入しています。このような食材をどのように確保するかが重要となり、これらの食材が途絶えると、日本の食糧事情は危機的な状況になることを理解します。
 そうなると、わが国のスーパー等の小売業、外食産業は価格上昇により大打撃を受け、国内総生産の構造が大きく変化してくると考えられます。エネルギー問題同様、食糧資源問題が極めて重要であることを認識します。さらに日本のサービス産業の経営上の基礎的条件であることを明確にしていきます
授業の内容・講義手法の概要
 本講義では、日本の食糧資源の現状と問題点、課題を、農林水産省「食糧・農業・農村白書」や「食糧自給率レポート」や「農業経済論」などの文献をもとに明瞭にしていく。これらの問題点への企業組合や商社などの取り組みも新聞、経済誌を用いながら説明していく
授業の方法
 講義
授業計画
1.
食糧資源とは
2.
主要先進国の食糧自給率、需給予測
3.
わが国農業総生産国の推移
4.
農産物資源需給と主な生産国
5.
世界の肉消費、魚消費、主な生産国
6.
主な食糧の品目別自給率の推移
7.
魚介類の生産消費構造
8.
中間試験
9.
世界の農業問題
10.
食糧問題の先進モデル
11.
先進国の農業保護‐1
12.
先進国の農業保護‐2
13.
構造政策の挫折‐1
14.
構造政策の挫折‐2
15.
まとめ
成績評価の方法・基準
 コメント票の内容(30%)、中間試験(20%)、期末試験(50%)により総合的に評価します。
指定教科書、参考文献など
 参考文献:(1)速水裕次郎ほか「農業経済論 新版」岩波書店 2002
履修上の留意点
 特になし
事前準備学習・その他
 食糧問題は身近な問題です。スーパーやコンビニ、ファミレスや牛丼屋などの食材変化や値段の変化などにも鋭敏に反応するようにしてください