HOME > 学部・学科紹介 > 履修科目一覧 > 講義概要
学部・学科紹介

講義概要
区分
成育支援看護分野 単 位
必修
科目名

母性看護学概論

2
担当者
大賀 明子[専任] 配 当
2
開 講
後期
授業形態
講義・演習
授業の概要
母性看護の対象となる人々の特性を理解するとともに、母性看護の対象となる人々を取り巻く社会の仕組みや現状を理解する。また、母性看護学の概念を学び、リプロダクティブヘルス/ライツの概念の理解とともに、母性看護が持つ機能と役割を理解し、看護職としての態度と知識を身につける。
到達目標
1.母性に関するさまざまな定義を知り母性の概念を理解する。
2.母性看護の対象となる人々の、身体的特性、心理的特性を理解する。
3.母性看護の対象となる人々がおかれている社会や社会の仕組み・制度の変遷と現状を理解する。
4.リプロダクティブヘルス/ライツの概念を理解し、母性を取りまく諸課題に対する自分の意見を持つことができる。
5.母性に関するさまざまな倫理的課題を知り、個人としての意見を持つとともに、看護職者としての態度を考えることができる。
6.母性看護が持つ機能と役割を理解し、看護職として自己が果たしていく役割と責務を考えることができる。
授業計画
第1回
[授業ガイダンス]
授業概要・学修目標・学修方法・評価・他について
[母性とは何か]母性に関する様々な定義を知り、母性とは何かを考え、母性看護学における母性のとらえ方を学ぶ
(事前学習 30分)履修に関する意志決定を行いテキストを準備する。テキストに書かれている内容の概要を目次から捉えておく。学習者の役割を確認する。
(事後学習 90分)授業計画を理解し、テキストを用いて授業プリントを復習する。課題発表をおこなうグループメンバーと課題発表に関する学習計画を立てる。
第2回
[リプロダクティブヘルス /ライツ] リプロダクティブ・ヘルス /ライツという概念を学び、母性看護学における母性保健の視点を学ぶとともに、リプロダクティブ・ヘルス /ライツからヘルスケアにおける課題を考え、身近な課題に取り組める態度を養う (事前学習 60分)該当するテキストの記述を読んでくる。世界の中で女性やこどもに関連する健康課題を検索する。
(事後学習 90分)テキストを用いて授業プリントを復習する。リプロダクティブ・ヘルス /ライツの視点から MDGsのひとつについて自分の意見を考える。
第3回
[母性看護の対象を取り巻く社会の変化1 母子保健統計] 授業時点で入手可能な最新の人口動態統計、母子保健に関する統計やその意味について学習する (事前学習 60分)該当するテキストの記述を読んでくる。疫学や保健統計学の知識を用いて、「割合」の意味を復習しておく。
(事後学習 90分)テキストを用いて授業プリントを復習する
第4回
[課題発表(生殖を支えるからだの仕組み<性周期>・<妊娠の成立>、生殖補助医療)]  (事前学習 180分)グループメンバーと課題に取り組み、発表資料を事前に提出する。発表内容に該当するテキストの記述を読んでくる
(事後学習 60分)自分以外のグループが作成した資料とテキストを用いて復習する
第5回
[女性のライフステージにおけるリプロダクティブヘルスの課題1 思春期 成熟期] 思春期、成熟期の身体的特徴、心理・社会的特徴を学び、それぞれの時期におけるリプロヘルスの課題を理解するとともに、この時期の対象に必要な支援と看護職者としての役割について学習する (事前学習 60分)5回目の内容(性周期や卵巣機能)を良く復習して授業に臨む。
(事後学習 90分)テキストを用いて授業プリントを復習する。
第6回
[女性のライフステージにおけるリプロダクティブヘルスの課題2 更年期 老年期] 更年期、老年期の身体的特徴、心理・社会的特徴を学び、それぞれの時期におけるリプロヘルスの課題を理解するとともに、この時期の対象に必要な支援と看護職者としての役割について学習する (事前学習 60分)5回目の内容(性周期や卵巣機能)を良く復習して授業に臨む。
(事後学習 90分)テキストを用いて授業プリントを復習する。
第7回
[生殖医療と生命倫理] 生殖医療にまつわる知識を用いて、母性看護学における倫理的視点を学ぶとともに、生殖医療における課題を考え、自分自身の倫理観に気づき、看護職者としての倫理的態度を養う (事前学習 60分)5回目の内容(妊娠の成立)を良く復習して授業に臨む。該当するテキストの記述を読んでくる。
(事後学習 60分)テキストを用いて授業プリントを復習する。生殖医療と生命倫理に関するひとつのトピックスについて自分なりの意見を述べられるように考えてみる。
第8回
[課題発表(母子保健法、母体保護法、児童福祉法、母性の就労と法律、子育て支援施策)] (事前学習 180分)グループメンバーと課題に取り組み、発表資料を事前に提出する。発表内容に該当するテキストの記述を読んでくる
(事後学習 60分)自分以外のグループが作成した資料とテキストを用いて復習する
第9回
[母性看護と法整備] 母性看護に関連する法令や制度を理解し、母性看護の対象にたいする具体的な支援を実施するための根拠の理解につなげ、社会で生活する対象に必要な支援と看護職者としての役割について学習する (事前学習 60分)9回目の内容を良く復習して授業に臨む。
(事後学習 90分)テキストを用いて授業プリントを復習する。女性の一生と母性に関わる法律の関連を復習する。
第10回
[母性看護の対象を取り巻く社会の変化2 母子保健施策の変遷] 社会背景の変化と母子保健施策の変遷を理解し、母性看護の対象が置かれている現状の理解につなげるとともに、社会で生活する対象に必要な支援と看護職者としての役割について学習する (事前学習 90分)該当するテキストの記述を読んでくる。近代日本の歴史を復習しておく。社会の変化について関心を向け、その時代にどのような母子保健施策が必要であったかを考えてみる。
(事後学習 90分)テキストを用いて授業プリントを復習し、社会の変化と母子保健施策の関連を理解する
第11回
[子育て支援と母性の継承] 子育て支援に関する施策や社会の流れについて知り、母性の継承という視点から看護職としての役割を考える (事前学習 90分)3回目の内容を良く復習して授業に臨む。「子育て支援」をキーワードに、インターネット検索を行ってみる。厚生労働省のホームページから「子育て支援」を調べてみる。
(事後学習 90分)テキストを用いて授業プリントを復習する。地域子育て支援拠点について説明できるようにする。
第12回
[ヘルスプロモーション/ヘルスプロモーションのための技術] ヘルスプロモーションの考え方を理解し、これまでに学んだ知識を活用しながら、母性看護の対象への支援を導く思考を理解するとともに、対象に支援を適用する技術を学ぶ (事前学習 60分)該当するテキストの記述を読んでくる。健康教育・保健指導・セルフケアについて母性看護学以外の科目で、関連して学習しているところはないか、復習しておく。
(事後学習 90分)テキストを用いて授業プリントを復習する。
第13回
[課題発表(リプロダクティブヘルスに関する保健指導)] 保健指導の実際を計画しロールプレイによって実施・発表する (事前学習 180分)グループメンバーと課題に取り組み、発表資料を事前に提出する。発表の準備を行う。発表内容に該当するテキストの記述を読んでくる。
(事後学習 30分)グループで発表した保健指導や他のグループがおこなった保健指導を評価する
第14回
[母性に関連するテーマ・トピックス(ジェンダー・セクシュアリティ・フェミニズム・性感染症、性暴力、性産業、性教育)] 母性看護学を学習する上で関連性の深い事柄を理解し、自分なりの考え方をもつ。また、母性看護の対象を取り巻く個人や社会の価値観を知り、対象への援助を実践する上で柔軟な対応を可能にする倫理的態度の素地を養う (事前学習 30分)母性に関連するさまざまなトピックスについて関心を持ち、ニュースその他から実際を知っておく
(事後学習 30分)講義を受けて、正しい知識を復習するとともに、トピックスに関して自分なりの意見を持つ
第15回
[母性看護の対象理解] 14回の授業を振り返り、学習の到達状況を確認する (事前学習 120分)授業プリントなどを参考に、14回の授業のうち、不足している部分や補足すべき部分を明らかにしてから授業に臨む。
(事後学習 120分)すべてのプリント、講義資料に目を通し、関連する看護師国家試験問題に解答し、自己採点と誤っている解答について学習する。
成績評価と基準
ディスカッションや出席カードへの記述で授業への参加状況を評価する。(10%)発表資料と発表内容により課題への取り組みを評価する。(10%)知識の確認は定期試験により判断する。(80%)定期試験において40点に満たない場合は到達目標への達成がきわめて不十分であると判断し、再試験の受験は認めない。
履修上の注意
講義による学習のほか、グループでの課題への取り組みと発表から学習する。履修にあたっては各自が学びの主体であることを希望する。母性看護支援論および母性看護学実習を履修するうえでの前提となる科目である。
教科書
森恵美、高橋真理、工藤美子ほか:系統看護学講座専門Ⅱ,母性看護学概論母性看護学〔1〕,医学書院,東京 2017
参考書・参考資料等
講義の中で随時紹介します。
オフィスアワー
水(12:30〜13:30),(16:00〜17:00)  実習等で不在の場合があります。原則アポイントメントをとってください。上記を基本としますが、随時質問等を受け付けます。