学びの考え方

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サンドウィッチ学修における体験学修の重要性

 サービス経営学部のカリキュラムの大きな特徴は、講義と体験学修をサンドウィッチのように4 年間繰り返して学ぶことです。これは、「仕事の中の学びこそ本来の姿である」という考え方に立脚しています。現場で問題を発見する、仲間の良いところを見て真似をする、仕事の優先順位を決めて重要課題から取り組む、現場で役に立つ知識を身に付ける、予測と準備の大切さを学べる、組織の目標達成の中で成長する、一見無駄と思える努力も無駄ではないことを学ぶことなどを学修と考えています。ただ、誤解してほしくないことは、仕事に必要な知識やスキルだけを学べば良いと言っているのではありません。
 体験学修は教室での勉強を楽しいものにして、勉強することの意味を感じてもらうためのもので、サンドウィッチ学修の一翼を担っています。
 大学の学びは皆さん一人ひとりが主役です。教室での学びは体系化された知識の総体です。それは過去から未来へとつながる知の歴史的プロセスです。その歴史的プロセスの只今(ただいま)に皆さんはいるのです。
 そのことをわかってもらいたいと思って、本学部ではサンドウィッチ学修をとても大切にしています。

体験学修プログラムの特徴

 本学部の体験学修プログラムには3 つの特徴があります。
 第1 は「仕事で学び、社会に教わる」という点です。たとえば、ブライダルでは本物の結婚式にこだわっています。模擬ブライダルは練習です。本物の結婚式は新郎・新婦様にとってたった一度の大切なものです。だからすごく緊張感があります。学生でもプロのクオリティ以上のものを求められます。映画祭やスポーツもプロの仕事の場で、お客様と接しながら、仕事の役割を担います。教室で先生に膨大な知識を教わるのではなく、社会に教えを乞うのです。
 第2 は「先輩や仲間と一緒に問題を解決する」という点です。チームで働くから、決して一人では気が付かなかったことを学べるという利点があります。たとえば、現場にいきなり立たされても戸惑いますよね。初めてではなかなか仕事になりません。先輩や仲間と一緒に仕事をすることで、やり方を教えてもらったり、仲間の良きふるまいを見て真似ができたり、課題を解決するために話し合いから解決の糸口を見つけられます。成功や失敗から予測と準備の大切さを学べます。
 第3 は、「プロジェクトのミッションのクリアを目指す」ということです。プロジェクトのミッションをクリアするためには、与えられた仕事の責任を果たすということが大切です。「いい仕事をしたい」という気持ちがプロジェクトへの貢献を実現させるのです。
 以上の3 つの特徴を備えた本学部の体験学修のことを、私たちは産学連携協調学修型のPBL(Project Based Learning) と呼んでいます。もうお分かりかと思いますが、産学連携とは、「仕事で学び、社会に教わる」という意味です。協調学修型とは、「先輩や仲間と一緒に学ぶ」という意味です。そしてPBL とは、「プロジェクトのミッションをクリアするプロセスに学びがある」という意味です。

サービス経営学部 学部長・教授 徳田行延