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秩父市における「インバウンドの活用と持続可能な観光街づくり」

秩父市における「インバウンドの活用と持続可能な観光街づくり」

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秩父市における「インバウンドの活用と持続可能な観光街づくり」

岩瀬ゼミでは、「インバウンドの活用と持続可能な観光街づくり」をテーマにゼミ見学会を実施しています。今回は、埼玉県秩父市役所を訪問するとともに、古民家ホテル&レストランの「NIPPONIA」MARUJU棟(かつてのマル十薬局)の現地見学会を実施しました。

秩父市役所では、産業観光部先端技術推進課長の笠井知洋さんより、秩父市の産業、秩父地方の地震に対する優位性等の話がありました。その後、同課主査の山中伸吾さんから「秩父市スマートシティの実現に向けた取り組み」を解説していただきました。解決すべき地域課題の一つとして、「観光シーズンには大渋滞で市民の生活にも影響がある」として、「物流・交通の新たなモデル構築」が説明されました。このため、「秩父モデル」として、「ドローン配送」、「遠隔医療」、「物流MaaS」等の取組みについてお話をうかがいました。また、(株)西武ホールディングスが運営している秩父観光情報サービスサイト「のってみ秩父」の説明もありました。

次の古民家ホテル&レストランの「NIPPONIA」MARUJU棟は、昭和初期建築の登録有形文化財をリノベーションしたものです。株式会社秩父まちづくり取締役の竹内則友さんから説明をうかがい、レストランと客室(5室)の見学をさせていただきました。「人と自然が紡ぎだした神秘の物語にふれる滞在体験を」とうたっているように、コロナ禍の昨年のオープンではあるものの、稼働率も上昇傾向にあるとのお話でした。インバウンド客はまだ一割以下ですが、今後の展開が期待されるところです。番場通りにはもう一つKOIKE・MIYATANI棟〔小池煙草店を改築:カフェと客室(3室)〕があります。

今回の秩父見学会は、以上のように、岩瀬ゼミでのテーマである「秩父地域等の『地域デザイン』を考える」とも共通しており、「ホスピタリティ」と「デジタル」による秩父地域の創生にも繋がっています(「ホスピタリティ×デジタル」は現代の「論語」と「算盤」です。来年の新一万円札の顔となる渋沢栄一は秩父地方とも縁が深い)。また、今回の秩父見学会に参加したゼミ生のうち6名は、昨年スタートした企業版「ちちぶアンバサダー」に新たに任命されています(1名はベトナム人留学生)。この夏休みを活用し、秩父地域の企業を個別に訪問し、インスタグラムへの投稿記事を執筆することとなっています。

また、前回の川越見学会に関連して説明させていただいたように、東京圏内にあり、日帰りが多く宿泊客が少ないといわれている川越、秩父、飯能等の埼玉県西部地域において、池袋を起点に、東武鉄道、秩父鉄道、西武鉄道を活用し、池袋→川越→秩父→飯能→池袋のインバウンド向け観光回遊ルートについて、留学生の力も借りて検討していきたいと考えています。(埼玉西部(西武)観光トライアングル構想:「川越・秩父・飯能」のトライアングル)

さらに、大学のホスピバル(11月の学園祭)での秩父地域をテーマとしたイベントを企画しており、秩父市のイメージキャラクター「ポテくまくん(クマの妖精)」にも来校していただけるようお願いしています。



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