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川越市における「インバウンドの活用と持続可能な観光街づくり」

川越市における「インバウンドの活用と持続可能な観光街づくり」

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川越市における「インバウンドの活用と持続可能な観光街づくり」

岩瀬ゼミでは、「インバウンドの活用と持続可能な観光街づくり」をテーマにゼミ見学会を実施している。今回は、埼玉県川越市の立門前通りの「Hatago COEDOYA」と1階にあるフードコート「縁結び横丁」、もう一つが中央通りにある「昭和の街」である。

「Hatago COEDOYA」では、TKM株式会社営業部長の森貴史さんより、1階の「縁結び横丁」、2階・3階のドミトリーを中心とした宿泊エリア、4階の宿泊者が集うコミュニティエリアについて説明をしていただいた。最大10人が泊まれるドミトリー形式の部屋もあり、インバウンド客も2割程度いるとのこと。また、ここは川越熊野神社に隣接しており、フードコート「縁結び横丁」から直接神社に入ることもできる。

次に、「昭和の街の会」会長の呉服笠間四代目の笠間美寛さんと前会長の岩澤勝己さんから、前会長の「大黒屋食堂」で「昭和の街」の説明をしていただき意見交換を行った。

「昭和の街」は、江戸・明治の「蔵造りの町並み」に続いており、横隣りには「大正浪漫夢通り」がある。川越の江戸から昭和に続く歴史を展開している。「昭和の街」のコンセプトは、「大勢の観光客が大挙して押し寄せるような場所ではなく」、「地元の人々がゆったり時間を過ごせるような人情味あふれる持続可能な街」ということである。コロナにより、まったく観光客がいなくなったが、地域の方々により「昭和の街」は支えられたとのこと。商店街前の道路の問題など課題は多いが、この「持続可能な街」のコンセプトがあれば乗り越えられると感じた。なお、先ほどの川越熊野神社と同様に、「昭和の街」の中心には徳川家ゆかりの蓮馨寺(しあわせになるお寺)がある。

次回の岩瀬ゼミ見学会は8月に埼玉県秩父市で「インバウンドの活用と持続可能な観光街づくり」をテーマに古民家ホテル等を訪問する予定。今後、岩瀬ゼミでは、東京圏内にあり、日帰りが多く宿泊客が少ないといわれている川越や秩父等の埼玉県西部地域において、池袋を起点に、東武鉄道、秩父鉄道、西武鉄道を活用し、池袋→川越→秩父→池袋のインバウンド向けの観光回遊ルートについても検討していきたい。

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